稀代の傑作『進撃の巨人』は人類に何を問いかけるのか?
8人の論者が独自の視点から徹底読解。
社会学者の宮台真司、精神科医の斎藤環、漫画研究家の藤本由香里、漫画編集者の島田一志、ドラマ評論家の成馬零一、作家の鈴木涼美、暗黒批評家の後藤護、ライターのしげる、それぞれ異なる角度から『進撃の巨人』の魅力を立体的に描き出した本格的漫画評論集。
巻末には批評家の渡邉大輔、映画ライターの杉本穂高、漫画ライターの倉田雅弘による最終回直前の鼎談も掲載。
■目次
イントロダクション
宮台真司 │『進撃の巨人』は物語ではなく神話である
斎藤環 │ 高度に発達した厨二病はドストエフスキーと区別が付かない
藤本由香里 │ ヒューマニズムの外へ
島田一志 │ 笑う巨人はなぜ怖い
成馬零一 │ 巨人に対して抱くアンビバレントな感情の正体
鈴木涼美 │ 最もファンタスティックなのは何か
後藤 護 │ 水晶の官能、貝殻の記憶
しげる │ 立体機動装置というハッタリと近代兵器というリアル
特別付録 │ 渡邉大輔×杉本穂高×倉田雅弘 『進撃の巨人』座談会
■商品情報
進撃の巨人という神話
著者:宮台真司/斎藤環/藤本由香里/島田一志/
成馬零一/鈴木涼美/後藤護/しげる
発売日:2022年3月4日
価格:2,750円(税込価格/本体2,500円)
出版社:株式会社blueprint
判型/頁数:四六/184頁
ISBN:978-4-909852-25-0